社会学 レポート

地理、民俗、芸術…　多様に分析　魅力発掘　来月中旬ワークショップ　国際芸術村

　秋吉台国際芸術村（秋芳町秋吉）が、秋吉台地域の魅力を多角的な手法で再発見する実践型ワークショップ「スローモーション」を企画し、参加者を募集している。地学、地理学、民俗学、社会学に、芸術を加えた多様な視点から秋吉台を見つめ直し、観光地ではない“普段着の秋吉台”像を描くユニークな試みとなりそうだ。

　ワークショップは９月１１日から１６日までの６日間。２日目までに、鍾乳洞など秋吉台の自然に詳しい秋吉台科学博物館の配川武彦館長、丹念な聞き込みに根差した宮本常１の民俗学を研究する周防大島文化交流センターの木村哲也学芸員ら専門家４人が、それぞれの分野から秋吉台やフィールドワークについて語る。

　参加者は、現地調査も取り入れた講義をヒントに、独自の視点から秋吉台の新しい姿を探る。また、芸術村に滞在して創作に励むアーティスト・イン・レジデンス事業の経験者ら内外の芸術家４組もゲストで参加。フィールドワークで参加者と秋吉台地域を巡り、感性を刺激し合う。

　フィールドワークでは、カメラ散歩による路上観察、住民への聞き取り、コウモリの鳴き声など音声や映像の収録など多彩な手法で地域の素顔に迫る。最終的には、現地で集めた素材を基に、秋吉台を表現する作品を仕上げて発表する。作品は９月１７日から１０月１日まで芸術村で展示する。

　今回のワークショップを担当する原田真千子さんは「観光マップや地形図とは違う新たな秋吉台の地図を描き出せるのでは」と期待している。

　ワークショップ参加費は、一般３万９０００円、学生３万３０００円（宿泊、食費含む）。９月１日締め切り（当日消印有効）。問い合わせは、秋吉台国際芸術村＝０８３７（６３）００２０。

　＝2006/08/30付 西日本新聞朝刊＝
（西日本新聞）より引用

 

これってすごく高くない？ワークショップってこんなだったっけ？
自分に投資か・・・